フエーヤー? フエーヤー・・・・・・チョッ!

受験生が、講評だけを辿って、今までにない傾向だとか、難解な問だとか、と言ってみても意味がないのである。

雑談

理解することとわかること

もう随分と前からあらゆる人が言っていることに違いないが、あまりにも頭でっかちな思考が良しとされる風潮が過ぎるのではないかと感じている。 理屈で腑に落ちることを「理解する」、感覚的・身体的に了解することを「わかる」と定義してみる。これは、よく…

触ることと言葉と

気づくとまたブログを更新していなかった。書きたいテーマがあるわけでもないが、今回は「書く」という行為自体に意味を見出して、何かを表出してみたい。 今年は年末年始に連休を取ることができ、暇な時間がだいぶ多く取れて余計なことをいろいろと考えてい…

映画『レナードの朝』感想

またしばらくブログを更新していなかった。大して面白いことも書けないだろうが、久しぶりに映画を見たのでその感想を。 レナードの朝 - 予告編 以前から名作の存在は知っているが、突発的にその作品を見てみたくなることがある。今回、映画自体久しぶりに見…

非合理性を認識すること

今年はマックス・ウェーバーの没後100年であるらしい。ウェーバーの死因はスペイン風邪によるものと言われているが、奇しくも100年後のこの時期に新型コロナウイルスが世界的大流行を引き起こしており、妙な共通性をつい感じてしまう。 没後100年ということ…

Zoomがもたらす方向性の転回としての目の拡張

外出自粛が続き、暇な時間が続いている人が多いためか、新型コロナウイルス感染症が落ち着いた後の世界について語ることが増えてきたように感じる。ポストコロナなる言葉まで登場してきた。 確かに暇を持て余した夢想でもあるかもしれないが、とはいえ外出自…

『ジョーカー』はいつジョーカーになったのか

1か月前に映画『ジョーカー』を見たのだが、その感想を書こう書こうと思っていて時間が経ってしまった。 SNSでもメディアでもたいへんに話題作だったので、いったいどんな作品だったのだろうかと思い、金曜の仕事終わりに映画館まで移動し、レイトショーで作…

他人の人生をわかる困難さ ―映画『ラストエンペラー』をみて

映画『ラストエンペラー』をようやく見た。ようやく、というのは、坂本龍一のラストエンペラーを以前から聴いていて、いつか映画そのものを見たいと思っていたからである。 メインテーマを先行して映画を見るというパターンもあまりないかもしれないが、『戦…

医療と社会的つながり

テレビを見ていたら情熱大陸で上野千鶴子が特集される回だったので、ぼんやりと眺めていた。一緒に見ていた母親がうるさかったので、内容をほとんど把握できなかった。だが、途中で、「日本は家族の呪縛が強すぎる。家族 is the bestという考えが未だにある…

日本人の死体観

筑摩書房の『死体は誰のものか: 比較文化史の視点から』(上田信、2019)という本をタイトルに惹かれて手に取った。漢族、チベット族、キリスト教、日本で、死体がどう扱われてきたか、ということを比較して記している。本書では、「死」「死者」「死去」を…

子どものころ怖かったもの

週に一度はブログを更新したいなぁとぼんやり思っていたら、以前の更新から2か月以上経ってしまった。 日々ニュースを見ていて思っていたところはいくつかある。というか、ニュースに対するTwitterでの人々の反応を見て思っていたことはいくつかある。 なん…

PSYCHO-PASSがヒットした要因と実社会への連続性

PSYCHO-PASS自体の魅力はどこにあるかと考えてみると、主人公の常守は体制に疑問を抱く人物が主人公でありながら、自身は厚生省公安局という体制側の人間であるという両義性にある。日常の事件では体制側として対応しつつ、物語全体を通底するテーマは現状の…

PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.1『罪と罰』を見た感想

気づけば2か月以上ブログを更新していなかった。コメントもいただいていて、返信しなきゃなぁと思っていたのだが、どうも時間的に余裕がなくて後回しになってしまっている。 さて、1月25日より公開された三部作の映画PSYCHO-PASS Sinners of the Systemの第…

近頃のナショナリズムの風潮を考えてみる

「ナショナリズム」という言葉にいつ出会ったかと考えると、高校の世界史の授業で初めて耳にしたような気がする。アメリカでトランプが大統領になってから、世界各国でミニトランプと言われるような政治家が台頭し、近頃ナショナリズムという言葉が再び耳に…

Eテレ『隠されたトラウマ~精神障害兵士8000人の記録~』を見て思ったこと

ひょんなことから普段使っているTwitterのアカウントが凍結されてしまい、未だに凍結の解除ができずにいるため、しばらくTwitterを眺めていない。Twitterで告知したい内容があったタイミングだったのでかなり不便に感じたが、有象無象のリツイートを見ずに過…

千田有紀から社会学ディスへ

NHKの番組特設サイトの解説にキズナアイが出ていたことについて、社会学者の千田有紀氏(武蔵大学教授)が批判的な記事を書いたことから、私が観測した範囲でTwitterでは話題になっていた。 学者をディスることはTwitterでは日常茶飯事なので、別に大して気…

『わたしの哲学入門』(木田元、講談社、2014) 感想

本の感想が連続してしまうが、今回は「わたしの哲学入門」(木田元、講談社、2014)の感想を書いてみようと思う。 わたしの哲学入門 (講談社学術文庫) 作者: 木田元 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/04/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) …

災害や事故を「神話化」して消費すること

以前にEテレをぼんやりと眺めていたら、「SWITCHインタビュー 達人達」という番組で、RHYMESTERの宇多丸と文筆家の畑中章宏という人が対談をしていた。畑中という人は災害民俗学だとかいうことを提唱しているらしい。 私は民俗学の本すらまともに読んだこと…

むかしばなし

最低でも週に1回はブログを更新しようと思っているのだが、気づいたら2週間空いてしまっていてなかなか目標通りに行かない。別にブログで童貞をディスってAV男優と結婚したいわけでもないので、のらりくらりでも良いのだけれども。 なんとなく先日思い出した…

INDUSTRIAL JPの展示を見に行った。

先日、国立新美術館で開催されている『第21回 文化庁メディア芸術祭』を見てきた。 j-mediaarts.jp どんな展示があるかに興味があったというよりは、INDUSTRIAL JPの展示を見てみたいという思いであった。 INDUSTRIAL JPとは何かというと、下の動画を見てい…

「オタク」の自己チューさ —「二度目の人生を異世界で」騒動に見る

数日前、「二度目の人生を異世界で」というライトノベルの作者がツイッターで韓国や中国に差別的なツイートをしていたとして、出版元が出荷中止を決定したことがツイッター上で話題になっていた。また、後にアニメ化も中止が発表された。

近所のネットカフェが閉店していた。

自宅から最寄り駅へ向かう途中にネットカフェがあったのだが、昨日、駅へ向かって歩いている時に閉店していたことに気がついた。そこのネットカフェは一度も利用したことはないし、いつか行こうと思っていたわけでもないので、なくなったところで何も変わら…

台湾料理 八角のニオイ

ゴールデンウィークを利用して、みんな大好き台湾に行ってきた。友人グループで観光をしていたが、仲間内での料理の感想について驚いたことがあった。

「女性は土俵から降りてください」とは何だったのか。

今年の4月4日に行われた相撲の巡業で、土俵上で倒れた市長の救助にあたった女性に対し、土俵から降りるように求めるアナウンスが流れたことが話題になった。 www.huffingtonpost.jp ニュースやワイドショーで頻繁に報じられたため、内容については割愛する。…

ドイツ・ドレスデンで見たペギーダの集会

以前はアメブロで思ったことを書いていたが、どうも情報強者やインテリははてなブログに多いように感じて、エセインテリの私もこちらに移行してみた。 ameblo.jp 面白いことも書いてないし、読者がいたわけでもないが、とりあえず以前までのブログはこちらに…