ドイツ旅行8日目(ベルリン観光)
以下の日程で4月の上旬にドイツ旅行に行ってきた。
1日目:フランクフルト到着(フランクフルト泊)
2日目:ハイデルベルク観光(フランクフルト泊)
3日目:フランクフルト→アイゼナハ アイゼナハ観光(アイゼナハ泊)
4日目:アイゼナハ→ヴァイマール ヴァイマール観光(ヴァイマール泊)
5日目:ヴァイマール→ライプツィヒ ライプツィヒ観光(ライプツィヒ泊)
6日目:ライプツィヒ→ドレスデン ドレスデン観光(ドレスデン泊)
8日目:ドレスデン→ベルリン ベルリン観光(ベルリン泊)
9日目:ベルリン観光(ベルリン泊)
10日目:ベルリン→フランクフルト フランクフルト国際空港から日本へ
ようやくベルリン観光のところまで来た。
ドレスデンで泊まったホテルをあとにしベルリンへ。
駅で見かけた落書き。フェミニストの団体の主張?
時刻のスクショが残っていたのでわかるが、ドレスデン ミッテ駅からノイシュタット駅へ移動し、そこからEC列車で1時間40分でベルリンへ。
旅行会社で予約していたホテルがベルリン中央駅から1駅だか2駅となりの動物園駅近くだというので、動物園駅へ移動。
ここまでのドイツ旅行で駅がガラス張りの建物を見たのは初めてかもしれない。都市のイメージらしい感じがする。予約したホテルへ歩いて行ったが、ぶっちゃけどうせ電車に乗るならもう一駅となりのSavignyplatzのほうがホテルに近かった。旅行会社は近いと言っていたが、実際歩いてみると結構距離があった。
ホテルに荷物を預け、ベルリンの観光へ向かう。
駅で見かけた自動販売機でジュースを買った。今まで自動販売機って見たことなかったかも。
ベルリン中央駅へ。さすがに首都の駅。やはり建物が縦に低くて横に大きいのはドイツでよく見るつくりと同じだが、壁が一面ガラス張りになっているだけで近代都市というイメージになる。これでも相当大きいと感じたが、ライプツィヒの駅のほうがでかいらしい。
首都の中央駅だけあって外に出ると摩天楼が林立している光景を想像していたが、まったくそんなことはなく、広大な敷地に建物がところどころ建っているという景色だった。都市といえば東京やニューヨークといった景色を思い描いていた私からすると、ドイツの都市イメージと日本のそれとは大きく異なるのかもしれない。
ベルリンの人口密度が3947人/km²、フランクフルトが2966人/km²、ミュンヘンが4275人/km²と、実はミュンヘンが最も人口密度が高いらしい。ちなみに東京は6320人/km²らしいので、東京の異常性がうかがえる。
フランクフルトでは高いビルが印象だったが、首都ベルリンではそうでもないことから、当たり前なのだが都市といえど建物に共通性はあまりない。むしろ東京の都市イメージが高いビルで形成されているというその源流はどこから来ているのかというのを検証してみたら面白そうである。
遠い記憶を頼りにしているが、ドイツ連邦首相府(たぶん)。
国会議事堂(たぶん)。
ドイツの国会議事堂は目の前に芝生が広がり、人がそこを普通に歩いていることから、政治に対する国民との距離感も違うのではないか。
単に重厚なつくりの建物ではなく、ガラスが張ってあるところが、過去からの継承と今のベルリンらしさの両方を兼ね備えている気がしてオシャレに見える。
そこから歩いてベルリンフィルハーモニーに向かう。そのへんの公民館かっていうような簡素な建物。
ちょうど毎週火曜日の午後に無料で演奏会を聴けるということで、ぜひ聴きたいと思って向かった。中に入ると係員の人がコインのようなものを配っていて、それを受け取って、入場口のところにいる係員の持っている袋に入れて中に入る。普通に日本人に見える係員もいて、やはりベルリンになるとそのへんに日本人がいるんだと安心した記憶がある。
中に入るとすでに大勢の人がいて、椅子に座れなかった人たちは地べたに座り込んでいた。もうちょっと中に行きたいと思って進むと、
椅子の後方に立って見ている人がいるエリアがあったので、ちゃっかりそのへんの良い場所をキープ。
2名のパーカッションのみの演奏会で、にわかには弦楽器などの演奏よりも、リズムがドンドコポコポコ聴こえる演奏のほうが感覚的に面白かったので楽しかった。
プログラムによると最初の演奏のみ1727年の作曲で、ほかは1990年代から2018年までの新しい曲のようだった。
外に出て食事をしようと、世界の歩き方に乗っていた店でプレッツェルとベルリーナーヴァイセを頼む。
プレッツェルとソーセージがセットになっていた。左のジュースのような飲み物はベルリーナヴァイセ。ベルリンの地元民は飲むのかわからないが、観光客が飲むのか、入ったベルリンのお店ではたいがい置いてあった。
ブランデンブルク門のほうへ向かおうと歩くと、大きな公園が広がっていてのどかな時間が流れている。都市なのに広大な公園がすぐ出てくるというのは純粋にいいなと感じた。
かの有名なブランデンブルク門。この門から向こう側は東ベルリンだったらしい。
ブランデンブルク門から国会議事堂のあたりを散歩していた時に、中東系の顔をした女数人に声をかけられた。今までそういった類のものはすべて無視していたが、暑さと旅行の疲れがあったのか、ついその声かけに反応してしまった。寄付してくれとへたくそな英語で言ってくるので、面倒なことになったいやだと10ユーロくらい渡してどこか行こうと思っていたら、財布に50ユーロしかなかった。するとその女にエクスチェンジエクスチェンジ!と言われながらその50ユーロを盗られてしまった。
普通の旅行客なら騙されないと思うが、こういった類の連中には財布を見せたらもうおしまいだと思って深く反省した。というか、ずっと腹が立って仕方がなかった。自業自得なんだけども。
旧東ベルリン側から見たブランデンブルク門。
ブランデンブルク門からメインの通りをずっと行くと、途中にアンペルマンのショップを見つけた。ほしいものはたくさんあったが、あまりお金もなかったのと、中東系の女に金を盗られたことから、ちょっとだけグッズを買っていった。
調べると東京の白金にアンペルマンのショップがあるとのことだったが、今は閉業していることに帰国してから気づいた。旅行先で欲しいと思ったものは、多少散財しても旅行先でぜひ手に入れることをおすすめしたい。
なんか忘れたが有名な建物か。
でかいね。
ベルリンにサムスンの建物があった。
東ドイツ博物館へ。Dance Dance Revolutionではない。
中に入ると平日にも関わらず大勢の人がいた。特に遠足なのかなんなのかドイツの高校生のような集団がたくさんいて騒いでいて、日本の高校生と変わらないもんだなとしみじみ思った。
夜はせっかくなのでベルリンフィルで演奏を聴きたいとずっと思っていた。
その前にスーパーで飲み物を買っていこうと行ってレジに並んだら、レジの男性店員がスキンヘッドでハローと言ってもレシートを受け取っても何も言ってくれない無愛想な感じで怖かった。
昼にベルリンフィルに寄った時に、係員に夜のチケットはここで買えるかとつたない英語で尋ねると、夜の公演はそんな人気のあるものじゃないし学生なら夕方に当日券を買ったほうが安いよと教えてもらった。
ネットでベルリンフィルのページを見ると、どうもその日の夜はベルリンフィルじゃない学生団体のような人たちの演奏だった。同日に別の部屋で室内楽の演奏をやっているようだったので、そっちのチケットを買いたいと窓口に言うと、それはここじゃなくて向こうで売っている的な話だったので、別の入り口に回った。
客はちらほら集まっていたが、それほどきっちりした服装をしているようでもなかったので、これなら行けると思って窓口でチケットを買った。
中に入るとこんな感じで、始まる前にお酒やらを買って丸テーブルで飲んで客がゆっくりしている。
席に座ろうと部屋に入ろうとしたら、荷物を預けてきてくれと言われ、ロビーで荷物を預けて中に入った。
安い席なので空いたスペースにただの椅子が置かれているだけだったが、演奏者とこれだけ近いのでずいぶん得だと思った。
演奏された曲はバルトークやら何やら、ぶっちゃけ変な曲だった。
演奏が終わると全員で拍手を続けて、アンコールにもう1曲演奏してくれた。時間は19時から21時くらいだったと思う。
この日は50ユーロ盗られたことにずっと腹を立てながらも、演奏を1日2回も聴けて満足だった。ただ、50ユーロ盗られなければしっかりした夕食を2回食べられたと思うと、やっぱり腹が立って仕方なかった。
8日目おしまい。