ドイツ旅行1日目(フランクフルト観光)
4月の上旬に一人でドイツ旅行に行ってきた。
フランクフルトから東へ移動し、最後はベルリンに行き、またフランクフルトから飛行機で日本へ帰るという流れ。初めての一人旅でドイツに行き、行く直前は楽しみと不安が入り混じる絶妙な感覚で、ガイドブックやブログを読んだりしていた。
知らない誰かが旅行に行った記録でも案外面白いもので、自分が行く時になるとかなり参考になったので、私も今後誰かの役に立てば良いのでここに書いてみる。ちなみに自分の備忘録も兼ねている。
移動した流れは以下のような感じ。
3日目:フランクフルト→アイゼナハ アイゼナハ観光(アイゼナハ泊)
4日目:アイゼナハ→ヴァイマール ヴァイマール観光(ヴァイマール泊)
5日目:ヴァイマール→ライプツィヒ ライプツィヒ観光(ライプツィヒ泊)
6日目:ライプツィヒ→ドレスデン ドレスデン観光(ドレスデン泊)
7日目:ドレスデン観光(ドレスデン泊)
8日目:ドレスデン→ベルリン ベルリン観光(ベルリン泊)
9日目:ベルリン観光(ベルリン泊)
10日目:ベルリン→フランクフルト フランクフルト国際空港から日本へ
事前に航空券とフランクフルトで泊まるホテルは旅行会社のH.I.S.で予約をしていた。ユースホステルなどを利用すれば一泊3000円程度で済むらしいが、初めての旅行でその勇気はなかったのでホテルを取った。だいたいどこのホテルも駅に近いところを取って、朝食が付いておよそ一泊8000円程度だった。安いと見るか高いと見るか。
11時過ぎの日本航空の飛行機でフランクフルト空港へ。12時間ほどのフライトを経て、現地時刻で16時くらいに向こうに着いた。考えていた時刻と1時間遅く表示され、ドイツではもうすでにサマータイムが導入されていたようだった。
「外国ではiPhoneを安易にいじっていたら盗まれる!」と思っていたのか、空港の写真は全く残っていなかった。
空港に着いたものの、フランクフルト中央駅への行き方がわからない。15分ほど空港をうろうろしていたが、どうしようもないのでインフォメーションを見つけて聞くことに。
「はろー、はうきゃないごーとぅー・・・」と言いながらガイドブックのFrankfurt Hauptbahnhofの文字を見せると、ここは第2ターミナルだから外のシャトルバスで第1ターミナルへ行って、そこで電車に乗れ、と説明された。
無事移動できたが、今度は電車がどれか分からない。ガイドブックを見ながら、どうやらこの金額の切符を券売機で買えば良いっぽいと分かり、お札を入れるが飲み込まれない。またインフォメーションを見つけ、拙い英語で話すと、お札使えるはずだよ、的なことを言われ、別の機械でやったら買えた。
そして電車に乗り、3駅目のフランクフルト中央駅へ。
電車の中は非常に静かで、それが逆に怖かった。また、ドイツの鉄道には改札がないため、時おり駅員が乗車券のチェックに回ってくる。たぶん駅員にバレなければ、普通に無賃乗車ができてしまう。
フランクフルト中央駅は大きな駅で、地上を走るSバーンのホームが20番線くらいまで、地下を走るUバーンもたくさんのホームがあった。ビジネス街らしく人が多く、駅の外では座り込んでいるホームレスのような人や、煙草を吸っている人がたくさんいた。新宿のような雰囲気だろうか。
駅自体の広さで言うと日本の新宿駅や東京駅のほうが大きい感じがするが、ドイツの鉄道駅は駅舎がドンと構えているので存在感があり、立派に見える。
駅の中にはパンなどの軽食を買えるところがあり、そのまま改札なしで駅のホームになっている。
うろうろ歩き回り、すぐにホテルへ。中央駅すぐにあるホテルを取っておいて良かった。
拙い英語でフロントで話すとチェックインできた。空港でもそうだったが、ドイツの都市部では比較的英語が通じる。アイゼナハなど小さな町に行った時でも、話すのはドイツ語だが英語でこちらが何を言いたいかをくみ取ってくれるので、何かを尋ねるのは比較的楽だった。ただ、ドイツなまりがあるのか、簡単な数字を言われている時でも聞き返すことが多かった。
テレビではドイツ語でコナンをやっていた。
ホテルに荷物を置いて、そのまま観光兼夕食へ。
駅を南側から見るとこんな感じ。
フロントで地図をもらい、おすすめされた道を歩いてレーマー広場へ向かう。
着いたばかりなので、ただの街の写真を撮っていた。フランクフルトはドイツの中でも経済都市なので、高層ビルがたくさんあるのかと思っていたが、背が低くて横に広い、重厚感のある建物が多いのが特徴的だった。
駅から南へ行き、マイン川まで来ると、駅前の雑然とした感じがなくなり、のどかな雰囲気になった。ドイツ人は健康への意識が高いのか、ジョギングしている人や散歩をしている人がたくさんいた。
橋の下にはスケボをして遊ぶようなものがあった。写真でもそうだが、落書きが多いのがドイツの街の特徴だと感じた。電車から外を眺めていると、線路沿いの壁にほとんど落書きされている。下手すると電車にも落書きされている。
卓球台が置いてあった。卓球をしている人は見なかったけど。
ボートをしている集団もあり、練習しているようだった。
15分ほど川沿いを歩き、鉄の橋という橋をメルクマールにレーマー広場へ歩く。
観光客らしき人が多く、その人たちについて歩くと広場に着いた。
レーマー広場につくと、そうそうこういうのを見たかったんだというような景色が広がり、初めてドイツに来た私は歩いているだけで楽しかった。
レーマー広場にある市役所。
ルーテル教会。ちなみにこの日は少し曇っているので薄暗く見えるが、この時ですでに19時を超えている。4月でこれなのだからあたたかい時期のドイツは日が長い。
大聖堂。なんか工事していた上に、この辺は人通りも少なかった。
そろそろ何か食べないと暗くなってしまう、外国の夜道は危ない、と思っていた私は、食事をしたかったが、どうレストランに入ればいいのか分からない。日本のファミレスだと入れば勝手に案内してくれるが、そう上手くいくか分からない。
とりあえず何か食べねば、と思い、地球の歩き方に載っていた店になんとか入る。ドイツでは挨拶が大事、と書いてあったので、とりあえず「はろー」と小さな声で言うと、ウェイターが案内してくれた。
「あろーん」と言うと、普通に白人のじいさんと相席になったが、じいさんはすぐに店を出て行った。
店の中はこんな感じで、ウェイターやウェイトレスはせかせか動いていた。
とりあえずビールと、やはりドイツだからソーセージだろ、と思い、メニューを見ていた。ドイツ語の下に英語で説明があったが、なんだかよく分からない。向こうで普通の夕飯を食べようとすると、普通に10ユーロから15ユーロくらいかかるようで、およそ1300円から2000円くらいだろうか。
とりあえずビールっぽいものと、「ふらんくふると」と読める安めのメニューを注文してみた。
ビールは日本でもしょっちゅう飲んでいるわけではないが、苦みとか甘味というのがガンと来るというよりは、ごくごく飲めちゃうという感じだった。すげー、いま俺ドイツでビール飲んでる、と思いながら飲んでいた。
そして来た料理がこれ。2本のソーセージに、甘酸っぱく似たキャベツが付いてる妙な料理。しかもソーセージの端っこがちぎれている。
ただ、雰囲気もあるのかやはりソーセージはおいしかった。日本でもシャウエッセンをボイルしたものが美味いといつも思っているが、それと同じくらいと思った。
そして下のキャベツは・・・まぁ。
また帰りは、来た道を同じ道を歩いて帰った。21時前くらいだったが、散歩している人も多く、危ない雰囲気はなかった。
ホテルに戻ると香川照之が出ていた。どうやらるろうに剣心の映画のようだった。
ビールの酔いと疲れとで、そのままシャワーを浴びずに部屋で寝て、1日目は終了。
2日目はこちら。